ドコモ光(パック)のセット割はいつから?開始時期が決定
1月29日、NTTドコモより報道発表がありました。以前より噂がありましたが、開始時期、申込み時期、サービス内容が明らかになりました。概要をまとめてみましたが、かなり細かくてわかりづらいです。できるだけ注記などを記述しわかりやすくしようとしましたが、煩雑です。わからないことはドコモに電話、ショップで確認してください。
以前の記事1:フレッツ光のひかり電話とNTTdocomoでセット割
以前の記事2:ドコモとフレッツ光のセット割、ドコモ光発表!
開始時期は2015年3月1日、受付は2月16日※注意事項あり
受付は2015年2月16日(月曜日)から。申込み受付場所はホームページ(Mydocomo)、ドコモショップ店頭、電話受付。家電量販店は含まれていないので注意。街の携帯ショップ(ドコモショップ以外のドコモ携帯取扱い店舗、いわゆる併売店)も不可。法人の場合はMydocomo、ドコモショップ店頭、ドコモ法人営業部門が受付窓口。
※電話受付はドコモの携帯電話からは局番なしの151
一般電話からは0120-800-000
注意事項:プロバイダー(ISP)によっては開始時期が変わります(6月)。詳しくは下記をご覧ください。
ドコモが提供する回線サービスのみ、もしくは回線+ISPとドコモのスマホ、携帯電話が対象
当たり前ですが、回線はドコモ光が必須。プロバイダーに関してはドコモが用意したもの以外に自分で選択することも可能。
対応プロバイダー
タイプA(2015年3月より提供開始予定)
ぷらら、BIGLOBE、hi-ho、DTI、BBexcite、エディオンネット、SYNAPSE(シナプス)、楽天ブロードバンド、01光コアラ、ANDLINE、U-Pa!、Qit、ドコモnet
タイプB(2015年6月より提供開始予定)
AsahiNet(朝日ネット)、So-net、@nifty、@T-com、TNC、OCN
※タイプBの違いは料金面がタイプAに比べて200円プラス。
インターネットを使う場合、回線業者とインターネットサービスプロバイダー(ISP)を契約する必要があります。ドコモ光の場合、回線業者がドコモ、ISPはドコモが提供するドコモnetや家庭用パソコンなどで有名なメーカーのNECが提供するビッグローブなどを契約する必要があります。
昔はホームページ作成スペースが無料、メールアドレスが無料でついてくるなど独自のサービスがありましたが、現状ではどこの会社もほとんど同じです。どこを選んでもほとんど変わらないと思います。
対象はカケホーダイ&パケあえる利用者
新料金プラン、カケホーダイ&パケあえる利用者のみが対象です。旧料金プラン(「タイプXiにねん」など)の方はプラン変更する必要があります。
料金プランがわからないと言う方はドコモ端末からMydocomoにログイン、もしくは局番なし151(ドコモ端末から)か0120-800-000(一般電話)で確認できます。
月額料金が743円(税抜き)の場合はタイプXiにねんの可能性が高いですが、念の為に確認しておいた方が良いです。ちなみにカケホーダイプランは2014年4月発表、6月開始なのでこれより前に契約し、何も契約をいじっていない場合もタイプXiにねん、もしくはFOMAプランの可能性が高いです。
さらに補足ですが、FOMA端末、スマートフォンではないガラケーでもカケホーダイ&パケあえるにプラン変更することは可能です。通話し放題の回線が欲しい、家族とパケット通信量を共有しても良いという場合は変更しても良いと思います。
基本プラン「カケホーダイプラン(月額2700円)」+「パケットパック」の合計金額が月々の基本料金。これにオプションをつけていたりするとその分料金が上乗せされます。スマートフォン利用者は大体6000~7000円くらいの基本料金が多いと思われます。
現「フレッツ光ユーザー」は「ドコモ光」へ「転用」する必要有り。非ユーザーは「新規」申込み
フレッツ光ユーザーはそのままではセット割の対象にならず、「転用」(契約変更)が必要になります。転用する費用(事務手数料など)は事務手数料3000円+工事が必要な場合は工事費用。なお転用の場合は現在契約しているフレッツ光の解約金はかかりません。
工事が必要かどうかの基準はスピードがポイントです。ドコモ光の最大速度は1Gbpsですが、現在使っているフレッツ光が100Mbps、200Mbpsの場合に1Gbpsに変更したいという場合は工事費用が発生。代表的な工事費用は7600円。スピードはそのままで良ければ工事費用は発生せず。
新規契約は契約事務手数料3000円+工事料金(戸建18000円、マンション15000円)※
※いずれも代表的な工事料金
※キャンペーンなどで料金が変わる可能性があります。申し込む前に確認しておきましょう。
1Gbpsというのは1秒間に最大1Gb(≒1000Mb)の通信が行えると言うもの。フレッツ光でも申込み時期や契約によってスピードが違う。2015年1月現在フレッツ光の最高速度は1秒間に1Gb。
対象はNTT東日本、西日本両エリア
どちらの地域も同時期にサービス開始。タイプA、Bは選択するプロバイダーによって決定される。
初期費用、月額料金一覧
割引イメージ
割引額はパケットの料金、「パケあえる」のプランによって異なります。通信量によって変わり月30GBのパックなら3200円/月の割引、一人でデータSパック(小容量、2GB)なら500円/月の割引です(戸建住宅の場合)。以下が一覧です。
戸建住宅
集合住宅(マンション、アパート)
※全て税抜き
※らくらくパック:らくらくホンで適用可能なパケットプラン。
光スマホ割
スマホ、タブレットを新規(MNP)契約と同時に「光シェアグループ※」に加入すると最大1年間月額1350円割引(音声プラン)、データプランは350円割引。初月は日割り計算+11ヶ月の割引で最大1年間の割引。
対象はXiスマートフォン、Xiタブレット、iPhone、iPad。最大適用回線数は10回線まで。ドコモ光が申込み中(未開通)でも可能。申込みは不要(自動適用)。
※光シェアグループ:ドコモ光とNTTドコモの「パケあえる」をセットした時のパケットパックのグループのこと。
ドコモ光からNTTのフレッツ光に変更したいという場合電話番号が変更になる可能性がある
もともとの電話番号がNTTの電話加入権で契約していた場合は基本的に引継ぎ可能だが、ドコモ光やフレッツ光の光電話で新規発番していた場合引き継げない可能性がある。
※2015年2月3日追記
報道を聞いた感想
報道を聞いたというよりはプレスリリースを見た感想なのですが、思ったより大したことなかったという印象です。家族でパケあえるを大容量で使っているのならば恩恵がありますが、一人で使っている世帯なんかだと月500円割引で現フレッツユーザーなら転用の初期費用がかかります。
新規契約だとしてもNTTドコモの公式でしか受付をしていないのでネット代理店や家電量販店でやっているキャッシュバックなどの恩恵も受けられません。ついでに言うとBIGLOBE以外の主要プロバイダーの開始時期が6月からと遅く、さらに月額料金が200円プラスとなっています。正直期待はずれでした。これならキャッシュバック付きの代理店で普通のフレッツ光を申し込む方がおすすめです。
通信料金を下げたいならばセット割にこだわる必要もない
そもそも家庭の通信料金を下げたい、節約したいと言う目的であれば何もセット割にこだわる必要もありません。以前に記事にしましたが、月額料金2980円から使えるワイモバイルに移行(MNP、モバイルナンバーポータビリティ)したり、MVNO(ドコモ以外のキャリア(メーカー)が提供している格安sim※サービス)を利用するというのもありです。それの方が安く使える可能性が高いのでセット割に踊らされずにそちらを使うのをおすすめします。
参考記事:2015年版!スマートフォンの月額料金を極限まで安くする方法
※sim:携帯電話の通信に必要な小型のカード。電話番号などの情報が保存されている。iPhone5、5s、6の場合は端末右側にsimカードを差し込むトレイが入っています。androidは機種によってさまざまなので割愛。
NTTドコモ発表資料(参考)
株式会社NTTドコモ(以下ドコモ)は、最大1Gbps注意1 の高速通信を使い放題でご利用いただける光ブロードバンドサービス「ドコモ光TM」および、「ドコモ光」とスマートフォン・携帯電話をまとめておトクにご利用いただける「ドコモ光パックTM」を、2015年3月1日(日曜)(予定)から提供いたします。
また、「ドコモ光」の提供開始に先立ち、2015年2月16日(月曜)から事前受付を開始いたします。
「ドコモ光」は、光ブロードバンドサービスのみご利用いただける「『ドコモ光』単独型注意2」と、ドコモが提携するISP(インターネットサービスプロバイダ)のインターネット接続サービスをセットでご利用いただける「ISP料金一体型」から選択いただけます。「ISP料金一体型」でお選びいただけるISPは、順次拡大する予定です。
ドコモが、光ブロードバンドサービス、インターネット接続サービスおよび携帯電話サービスを一括して提供いたしますので、お客様は通信に関するお問い合わせからアフターサポートまでをドコモに一本化することが可能となり、これまでよりも簡単に高速通信をお楽しみいただけます。
また、「ドコモ光パック」は、「ドコモ光」のご利用料金と「カケホーダイ&パケあえる®」における「パケットパック」を組み合わせることで、「ドコモ光」とスマートフォン・携帯電話をまとめておトクにご利用いただけるものです。「ドコモ光パック」は、スマートフォン・携帯電話でご利用いただくデータ通信量に応じた複数のプランを用意しており、ご利用可能なデータ通信量が多いプランほどおトクにご利用いただけます。
さらに、スマートフォンを新規契約または他社から番号をそのままでお乗換え(MNP)いただき、「ドコモ光パック」における「光シェアパックTM」にご加入のお客様を対象に、基本プランを最大12か月間1,350円(税抜)割引する「光スマホ割TM」を開始いたします注意3。加えて、「ドコモ光パック」は、「U25応援割®」および「ずっとドコモ割」が適用されるため、25歳以下のお客様やドコモを長くご利用いただいているお客様は、さらにおトクにご利用いただけます。
今回の「ドコモ光」提供にあわせて、「ドコモ光」でご利用いただけるドコモのインターネット接続サービス「ドコモnet」や、「ドコモ光」をより安心してご利用いただくためのサポートサービス「光リモートサポートTM」および「光訪問サポートTM」を、新たに提供いたします。
ドコモは、お客様が屋内外問わず高速通信をお楽しみいただけるブロードバンド環境をご提供するとともに、「ドコモ光」とスマートフォン・携帯電話を組み合わせた新たなサービスの提供による価値創造に取り組んでまいります。
「ドコモ光」および「ドコモ光パック」に関する概要は別紙のとおりです。
注意1 規格上の通信速度は最大で概ね1Gbpsとなります。なお、ベストエフォート方式による提供となり、実使用速度はご利用環境や回線の混雑状況によって低下する場合がございます。
注意2 お客様がインターネットをご利用いただくためには、別途ISPとのご契約が必要となります。
注意3 基本プランで「カケホーダイプラン(スマホ/タブ)」をご契約いただいている場合。「データプラン(スマホ/タブ)」をご契約いただいている場合、割引額は最大12か月間350円(税抜)となります。
※一部抜粋
引用元:NTTドコモ